14Dec

着脱の介助が必要な高齢者への介助のポイントについてご紹介いたします。
上の服の介助では、患側の腕から着て脱ぐ時は逆の手順になるのが基本ですが、高齢者の残存能力を活かすためには、自力で動かせる方の腕は自力で脱いだり着てもらう事が大切ですよ。
上の服を着てもらう時には、まず患側の手首まで袖口を通してもらい、着る服を背中側へまわして健康な側の腕に袖を通し、健康な側の腕で患側の服を肩にかけ、健康な側も服を着たら完了です。
下の服を着てもらう時にも患側から足を入れて、次に健康な側の足も通しますが、自力で立ち上がれるのであればお尻を浮かしてお尻まで履く事ができますし、転倒のリスクがあるなら片方のお尻を浮かしながら履くと良いでしょう。
伸縮性のある服の方が着脱しやすいですよ。