8May

介護する側の負担を少なくしようと今注目を浴びているのが、ロボット技術です。
歩行器型のものや、ベッドから車椅子に移動する際に自宅でも使えるリフトなどの様々なロボットが開発されています。
介護ロボットHALは脳から筋肉へ送られる生体信号をセンサーが感知し、モーターが動くことで歩行をアシストするロボットです。
実際にこれを在宅介護に取り入れた方の多くが、最初は立つことも困難だったものが歩きやすくなったと感じたり、立って歯を磨くことが出来るようになったりと、運動機能の回復を感じています。
このようにHALには失ってしまった運動機能をもう一度体に覚えさせる効果が期待できるそうです。
また介護者が最も負担に感じているのが、夜間の排泄です。
自力でトイレに行く事が出来ない被介護者でもオムツをしたくないという方もいらっしゃいますから、その様な場合には介護者がその都度連れて行かなければなりませんでした。
こうした負担を無くす為に開発されたのが尿吸引ロボットのヒューマニーで、就寝時に専用のパッドを装着することでセンサーが尿を感知し、ポンプにより尿が吸引されます。
パッドにも水分が残らないので被介護者の方も不快な思いをすることはありません。