15Aug

体を思うように動かせない人に対しては、日常的な介助が必要になりますが、今回はベッドでの起き上がりや寝返りの介助についてご紹介いたします。
まず、はじめに大切な事は相手への声がけですから、失礼しますと言ってから寝返りを行う方へ枕を移動させて、腕を胸元で組ませたり膝を立てて、寝返りがしやすい姿勢を作りましょう。
寝返りを行う方向に相手の頭を向かせたら、相手の肩や腰に手を当てて「せーの」の声がけで寝返りを打たせましょう。
起き上がらせる場合には相手の足をベッドから降ろして、腕を回して対象者の背中に手を当てながら、腕で頭を支えつつ弧を描くように起き上がらせるとスムーズに起き上がることができるのです。
この方法では、相手がめまいを起こす可能性がありますので、しばらく支えるように注意しましょう。